まかろに まかろにっく

らいふ いず まかろにっく

フラペチーノの話

初回に書いた、フラペチーノについて書きます。理系的視点ってほど大げさなものでもないんですけど、ほほぅ!と思った話。

ある日スタバに行ったときのこと。確かその日は暑い日で、冷たい物が飲みたいなぁ、なんて考えてまして。そんな僕の目に、まるで他のメニューを寄せ付けずバシィーン!と飛び込んで来たのが、かのフラペチーノさんだったんですね。

フラペチーノについて多くを知らない僕にも容易に想像がつく、あの甘さ(な、生クリームさんやぁ…)。その上さらにチョコ味だと言うじゃない(甘い物に目がない)。

僕は気付いたらフラペチーノを注文していた…。

それで「あちらのランプの下でお待ち下さーい」なんて言われ、ハハンもうオシャレさんだなぁなんて考えながらちょっと待つと、写真そのままの姿でフラペチーノさん登場。結構でかい。ちょうど喉も渇いていたところ、とっても美味しくいただいてたんですけど。ゆっくり飲んでるにもかかわらず、いつまで経っても、氷が、溶けない。なんだコイツ?

そこで僕の頭はフル回転、脳内にはガリレオの音楽が鳴り響く。

(…なんだこの氷、全然溶けないぞっていうか甘くね?氷なのに甘くて美味くね?それにこの生クリーム!甘い!やっぱり生クリームは正義やわぁ……ん?)

そこで僕は閃いた。なんか良くわからんけど天啓を得た。

(生クリームってさ、メッチャ空気混ざってね?)

そう、生クリームは作る時にメッチャかき混ぜるからメッチャ空気混ざってるんですよ。いや知らんけど。知らんけどそういう仮定の下に話を進めることをここに硬く誓います。で、空気っていうのは非常に熱を通しにくい物質として知られていまして。断熱材ってアレ素材が凄いんじゃなくて中に入った細かい空気が熱を遮断してるんです。水筒とかも外壁と内壁の間に空気の層を設けているものがよくありますよね。

つまりフラペチーノの場合、上に乗った生クリームが断熱材のような働きをしていたんですね。それでなかなか氷が溶けなかった。同様にプラスチック容器の外側も空気ですから、こちらも比較的熱が逃げにくい。一番熱を伝えやすいのは僕の手ですけど、奇しくもその時僕はお店のオシャンティな雰囲気に呑まれてオシャンティな持ち方(容器の上の方だけをさりげなく持つ感じ)をしていたので、フラペチーノに死角はなかったんですね。すごいよフラペチーノさん。

そんなこんなでほほぅ!とか思いながら飲むフラペチーノは、いつもより少し美味しく感じたのでした。飲んだの初めてなんですけれどね。