まかろに まかろにっく

らいふ いず まかろにっく

笑いのツボ

僕は飲食店でアルバイトしているんですけど、先日味噌汁を作ってる時にですね、ダシを取った後の昆布を見てこう思ったんです。

『コイツ、昆布のくせに温度が90度ぐらいあるんだよな……』

実際に90度の昆布を目の前にしてないんで混乱しちゃう人もいるかもしれないですけど、ちょっと想像してみてください。普段、というか人間に収穫されなければ一生を海の中でゆらゆら揺れながらゆったり優雅に漂っていたはずの昆布が、今、目の前にある。しかもただあるだけじゃなくて、90度なんですよ。めっちゃ熱い。まともに触ったら火傷する温度です。昆布なのに。昆布のくせに、人間を火傷させるポテンシャルを有しているわけですよ、ソイツは。もうね、大爆笑。こんな面白いんだから、他の人にも教えてあげよう!と思いまして、周りにいた人に言ったんですよ。

「この昆布90度もあるよwww昆布なのにwwwウケるw」

そしたら皆さん、なんか反応が微妙なんですよ。完全に爆笑の渦が巻き起こると思ってたんで、面食らいましたね。あれ、面白くない?みたいな。なんか前にも、天ぷらのイカを揚げてる時に「オイ、今このイカ180度もあるぜwwwやべぇwww」みたいなこと言ったことあるんですけどその時もなんか微妙な反応だった。というか完全に苦笑いだった。まぁみんな疲れてるのかな、ってその当時は思ったんですけど、もしかしてあれも面白くなかったのかな。180度のイカって面白いと思うんだけどなぁ。だって、人間に捕まる前はスイースイーっと海のな(ry

えーっとあれですね、きっと人それぞれ笑いのツボが違うってことですよね。みんな笑いのツボが同じだったら困りますからね。具体的にどういうとき困るかはちょっと思い浮かばないですけど。でも要は、90度の昆布で笑えても笑えなくてもいいってことなんですよ。どっちがいいとかそういうのは無い。昆布で笑える人は笑えばいいし、笑えない人は笑わなくていい。昆布にこだわらなくても世の中面白いものはたくさんありますからね。うん、いいこと言ったぞ。笑う門には福来るっていいますし、昆布で笑えなければ、他のもので笑えばいいんですよね。例えばそう、たこ焼きのタコとかで。